過去の学生ディベート大会

第13回(2022年度)学生ディベート大会

「第13回(2022年度)学生ディベート大会」の「論題」ならびに「決勝要綱」は下記の通りです。

■論題
1回戦:「高齢者の運転免許返納を義務化すべき」
2回戦:「経済的理由による積極的な安楽死・自殺幇助を認めるべき」
3回戦:「経済成長を犠牲にしてまで、CO2の削減に取り組むべき」
決勝戦:「日本は移民を受け入れるべき」

※決勝要綱は こちら(PDF) をご覧下さい。

■対戦表
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6月25日(土)に、多摩キャンパスの経済学部棟305教室において第13回学生ディベート大会の決勝戦が開催されました。昨年度はコロナ禍のため中止となったので、2年ぶりの開催となりました。経済学部のゼミから構成された9チームが3週間にわたって予選を戦い、中谷ゼミβチームと宮﨑ゼミAチームが決勝に進みました。
決勝戦では、「日本は移民を受け入れるべき」という論題で非常に熱い討論が展開されました。

討論は、それぞれのチームが肯定・否定の立場で立論をし、各立論に対する反対尋問とその答弁を経て、最終弁論をするという形です。決勝戦では、肯定側と否定側の立場を入れ替えて2回討論を行い、4人の審査員の評点を合計することで勝敗を決めます。

前半戦・後半戦共に、両チームは論題に沿った立論を述べ、相手チームの主張を受けつつ反対尋問などで白熱した議論が繰り広げられました。

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決勝戦の様子

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結果発表の様子

結果、302対273で宮﨑ゼミAチームが勝利しました。

ディベートは、自由に議論をするのではなく、あらかじめ決められたテーマをもとに準備をし、厳格なルールを守りながら、データや事実をもとにして論理を展開する力やその論理をうまく聴き手に伝えるための表現力を競う、大学生に相応しい知的なゲームです。

立論の組み立て方、相手の論理の曖昧さを瞬時に見抜いてそれを質す力、質問に対して短く的確にまとめて返答する能力などが問われます。これに加え、主張を支える知識と思考力もまた必要です。これらは普段の講義や演習の中で取り上げられる授業内容の本質を理解し、それらをどのように評価することができるかを多様な観点から常に思考する中で培われる力です。

大会を通じて、論題を正確に理解すること、事実認識を互いに共有すること、より深く論点を追及すること、などに関しては、十分でなかった点もありました。ディベートを通じて、今後の大学での学びにつなげていただきたいと思います。

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2022年度準優勝:中谷ゼミβチーム

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2022年度優勝:宮﨑Aチーム

なお、経済学部のディベート大会は学生たちによる自主的な運営で始まりました。その後、規模が拡大するにつれ、経済学部学会主催の学生イベントとなり、今年で13回目を数えます。

来年度以降、参加チーム数をさらに増やし、より実りの多い議論の場になるように、今後もディベート大会を開催していく所存です。学生による発表の場を複数回設け、それらを学生が自主的に企画・運営することは、他大学にない法政大学経済学部の特色の一つです。関係者各位のご支援とご協力を今後も賜れれば幸いです。

昨年度はコロナ禍のため開催を断念せざるを得ませんでしたが、今年度は感染症対策に十分配慮して、無事に開催することができました。準備・運営してくれた学生会のみなさんのおかげです。おつかれさまでした。

経済学部学会


第12回(2021年度)学生ディベート大会

※コロナ禍のため開催中止となりました。

第11回(2020年度)学生ディベート大会

■論題
1回戦:「外国人労働者を受け入れ続けるべきか」
2回戦:「地球温暖化防止対策としてレジ袋の有料化が効果的に作用しているか」
決勝戦:「日本は東京一極集中を改善すべき」

■対戦表
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去る12月19日(土)に、多摩キャンパスの経済学部棟305教室において第11回学生ディベート大会の決勝戦が開催されました。経済学部のゼミから構成された5チームが2週間にわたって予選を戦い、昨年度に続き、中谷ゼミAチームと中谷ゼミBチームが決勝に進みました。

決勝戦では、「日本は東京一極集中を改善すべき」という論題で非常に熱い討論が展開されました。

討論は、それぞれのチームが肯定・否定の立場で立論をし、各立論に対する反対尋問とその答弁を経て、最終弁論をするという形です。決勝戦では、肯定側と否定側の立場を入れ替えて2回討論を行い、4人の審査員の評点を合計することで勝敗を決めます。

前半戦・後半戦共に、両チームは論題に沿った立論を述べ、相手チームの主張の弱い点を反対尋問で切り崩すことを試みました。最新の統計データや時事ニュースを活用しつつ、しっかりとした根拠付けを行いながら自らのチームの主張を守るなど、好勝負が繰り広げられました。

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決勝戦の様子

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結果発表の様子

結果、128対115で中谷ゼミAチームが勝利しました。

大会を通じて、論題を正確に理解すること、事実認識を互いに共有すること、より深く論点を追及すること、などに関して多くの課題が残ったことも事実です。ディベートは、自由に議論をするのではなく、あらかじめ決められたテーマをもとに準備をし、厳格なルールを守りながら、データや事実をもとにして論理を展開する力やその論理をうまく聴き手に伝えるための表現力を競う、大学生に相応しい知的なゲームです。

ディベートでは、立論の組み立て方、相手の論理の曖昧さを瞬時に見抜いてそれを質す力、質問に対して短く的確にまとめて返答する能力などが問われます。これに加え、主張を支える知識と思考力もまた必要です。これらは普段の講義や演習の中で取り上げられる授業内容の本質を理解し、それらをどのように評価することができるかを多様な観点から常に思考する中で培われる力です。

大会に参加した人だけでなく、審査や観戦をした人も含めて、大学での授業活動の大切さに改めて気付く機会となったことでしょう。

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2020年度準優勝:中谷ゼミBチーム

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2020年度優勝:中谷ゼミAチーム

もともと、経済学部のディベート大会は学生たちによる自主的な運営で始まりました。その後、規模が拡大するにつれ、経済学部主催の学生イベントとなり、今年で11回目を数えます。

例年6月に実施している同大会ですが、今年度はコロナ禍の影響を受けて6月開催を断念せざるを得ませんでした。しかしながら、今年度は経済学部創設100周年ということもあり、例年12月に実施している学生プレゼン大会を10月に開催したことが幸いし、12月にディベート大会を開催することができました。これもひとえに、開催の可能性を模索し続け、出場者が安心して参加できるよう感染症対策に配慮し、準備・運営してくれた学生会のみなさんのおかげです。おつかれさまでした。

参加チーム数が少なかった点を今後の課題とし、来年度以降も、経済学部では学生による発表の場を設けていきます。大規模な研究発表の場を複数回設け、それらを学生が自主的に企画・運営することは、他大学にない法政大学経済学部の特色の一つです。そうした機会に参加した学生が、さまざまな点において成長していくのを実感しています。今後のさらなる発展を期待しています。

経済学部学会


第10回(2019年度)学生ディベート大会

■論題
1回戦:「救急車の利用を有料化すべき」
2回戦:「選挙の棄権に罰金を課すべき」
決勝戦:「最低賃金の全国平均額を1,000円に引き上げるべき」

■対戦表
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2019年度 結果発表

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2019年度 優勝:中谷ゼミAチーム

去る6月23日(土)に、多摩キャンパスの百周年記念館において第10回経済学部ディベート大会の決勝戦が開催されました。
経済学部のゼミから構成された8チームが約4週間にわたる予選を戦い、中谷ゼミAチームと中谷ゼミBチームが決勝に進みました。

決勝戦では、「最低賃金の全国平均額を1000円に引き上げるべき」という論題で非常に熱い討論が展開されました。
討論は、それぞれのチームが肯定・否定の立場で立論をし、各立論に対する反対尋問とその答弁を経て、最終弁論をするという形です。決勝戦では、肯定側と否定側の立場を入れ替えて2回討論を行い、4人の審査員の評点を合計することで勝敗を決めます。
前半戦・後半戦共に、両チームは論題に沿った立論を述べ、相手チームの主張の弱い点を反対尋問で切り崩すことを試みました。最新の統計データや時事ニュースを活用しつつ、しっかりとした根拠付けを行いながら自らのチームの主張を守るなど、好勝負が繰り広げられました。
結果、265対253で中谷ゼミAチームが勝利しました。
ただ、事実認識を互いに共有すること、より深く論点を追及することなど等に関して、多くの課題が残ったことも事実です。

経済学部のディベート大会は、当初、学生の自主運営で始まりましたが、規模が大きくなり学部主催となってから、今年で10回目の開催となります。
ディベートは、自由に議論をするのではなく、あらかじめ決められたテーマをもとに準備をし、厳格なルールを守りながら、データや事実をもとにして論理を展開する力やその論理をうまく聴き手に伝えるための表現力を競う、大学生に相応しい知的なゲームです。
ディベートでは、立論の組み立て方、相手の論理の曖昧さを瞬時に見抜いてそれを質す力、質問に対して短く的確にまとめて返答する能力などがとわれます。これに加え、主張を支える知識と思考力もまた必要です。これらは普段の講義や演習の中で取り上げられる授業内容の本質を理解し、それらをどのように評価することができるかを多様な観点から常に思考する中で培われる力です。大会に参加した人だけでなく、審査や観戦をした人も含めて、大学での授業活動の大切さに改めて気付く機会となったことでしょう。

今後の予定では、秋学期に30以上のチームが参加する研究報告大会や学生プレゼンテーション大会が開催されます。
経済学部では他大学にはない大規模な学生の研究、発表のイベントも通じて学生の皆さんが様々なスキルを磨いています。

経済学部学会

第9回(2018年度)学生 ディベート大会

■論題
1回戦:「飲食店での全面禁煙を実施すべきである」
2回戦:「現在の日本において、消費税率を引き上げるべきである」
3回戦:「日本はTPPから撤退すべきである」
決勝戦:「イギリスのEU脱退問題に関し、賛成あるいは反対の立場を明瞭にしつつ 論ぜよ(それに際し、ヨーロッパの枠組みに留まらず、アメリカ、ロシア、中近東、アフリ カ、アジアなど世界経済及び国際政治との関連において議論すること)」

■対戦表
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2018年度 優勝:中谷ゼミ

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2018年度 準優勝:菅富美枝ゼミ

去る6月23日(土)に、多摩キャンパスの経済学部棟101教室にお いて第9回経済学部ディベート大会の決勝戦が開催されました。

経済学部のゼミから構成された11チームが4週間にわたる予選を戦い、菅富美枝ゼミと中谷ゼ ミが決勝に進みました。
決勝戦では、「イギリスのEU脱退問題に関し、賛成あるいは反対の立場を明瞭にし つつ論ぜよ(それに際し、ヨーロッパの枠組みに留まらず、アメリカ、ロシア、中近東、ア フリカ、アジアなど世界経済及び国際政治との関連において議論すること)」という論題で 白熱した討論が展開されました。

討論は、それぞれのチームが肯定・否定の立場で立論をし、各立論に対する反対尋 問とその答弁を経て、最終弁論をするという形です。決勝戦では、肯定側と否定側の立 場を入れ替えて2回討論を行い、4人の審査員の評点を合計することで勝敗を決めま す。
前半戦・後半戦共に、両チームは論題に沿った立論を述べ、相手チームの主張の弱 い点を反対尋問で切り崩すことを試みました。内容的には、イギリスのEU離脱をめぐる 経済問題一般から、昨今焦点の移民・難民問題、さらには安全保障問題に至るまで 、最新の統計データや時事ニュースを活用しつつ、しっかりとした根拠付けを行いなが ら自らのチームの主張を守るなど、好勝負が繰り広げられました。
結果、257対205で中谷ゼミが勝利しました。ただ、事実認識を互いに共有すること 、より深く論点を追及することなどに関して、多くの課題が残ったことも事実です。

経済学部のディベート大会は、当初、学生の自主運営で始まりましたが、規模が大 きくなり学部主催となってから、今年で9回目の開催となります。
ディベートは、自由に議論をするのではなく、あらかじめ決められたテーマをもと に準備をし、厳格なルールを守りながら、データや事実をもとにして論理を展開する力やそ の論理をうまく聴き手に伝えるための表現力を競う、大学生に相応しい知的なゲームです。
ディベートでは、立論の組み立て方、相手の論理の曖昧さを瞬時に見抜いてそれを 質す力、質問に対して短く的確にまとめて返答する能力などがとわれます。これに加え 、主張を支える知識と思考力もまた必要です。これらは普段の講義や演習の中で取 り上げられる授業内容の本質を理解し、それらをどのように評価することができるかを 多様な観点から常に思考する中で培われる力です。
大会に参加した人だけでなく、審査や観戦をした人も含めて、大学での授業活動の 大切さに改めて気付く機会となったことでしょう。

秋学期には、毎年30以上のチームが参加する研究報告大会や学生プレゼンテーション大会が 開催される予定です。
このように経済学部では多くの研究発表の機会があり、学生の能力向上と勉学の自 主性が、強力にバックアップされています。 これも他大学には見られない、法政大学経済学 部の特色と言えるでしょう。

経済学部学会

第8回(2017年度)学生ディベート大会

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2017年度 優勝:岡部ゼミ

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2017年度 準優勝:宮﨑ゼミ

去る6月18日(土)に、多摩キャンパスの百周年記念館において、第8回経済学部ディベート大会の決勝戦が開催されました。経済学部のゼミから構成された7チームが約1ヶ月に間にわたる予選を戦い、岡部ゼミチームと宮﨑ゼミチームが決勝に進みました。決勝戦では「日本は生活保護制度を合衆国の制度 (有期・フードスタンプ) に変更すべきか否か」をテーマに熱い討論が展開されました。

討論は、それぞれのチームが肯定、否定の立場で立論をし、各立論に対する反対尋問とその答弁を経て、最終弁論をするという形です。決勝戦では、肯定側と否定側の立場を入れ替えて2回討論をおこない、5人の審査員の評点を合計することで勝敗を決めます。

前半戦、後半戦共に、両チームはテーマに沿った立論を述べる一方で、相手チームの主張の弱い点を反対尋問で切り崩すことを試みるなど好勝負が繰り広げられました。結果、235対206で岡部ゼミチームが勝利しました。ただ、統計データの活用、事実認識の共有、より深い論点の追求等に関して、多くの課題が残ったことも事実です。

経済学部のディベート大会は、当初、学生の自主運営で始まりましたが、規模が大きくなり学部主催となってから、今年は8回目の開催です。ディベートは、自由に議論をするのではなく、あらかじめ決められたテーマをもとに準備をし、厳格なルールを守りながら、データや事実をもとにして論理を展開する力やその論理をうまく聴き手に伝えるための表現力を競う、大学生に相応しい知的なゲームです。

ディベートでは、立論の組み立て方、相手の論理の曖昧さを瞬時に見抜いてそれを質す力、質問に対して短く的確にまとめて返答する能力が重要なのはもちろんです。これに加え、主張を支える知識と思考力もまた必要です。これらは普段の講義や演習の中で扱われている内容の本質は何か、それはいろいろな観点からどう評価されるのかを常に思考する中で培われる力です。大会に参加した人だけでなく、審査や観戦をした人も含めて、大学での授業活動の大切さに改めて気付く機会となったことでしょう。

今後は、秋学期に30以上のチームが参加する研究報告大会や学生プレゼンテーション大会が開催される予定です。経済学部では他大学にはない大規模な学生の研究、発表のイベントも通じて学生の皆さんが様々なスキルを磨いています。

経済学部 竹田茂夫教授・酒井正教授

第7回(2016年度)学生ディベート大会

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2016年度 優勝:佐藤ゼミ

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2016年度 準優勝:中谷ゼミA

毎年恒例となった経済学部学生ディベート大会が今年も開催されました。
経済学部のゼミから構成された10チームが、約1ヶ月の間、勝ち抜き戦を戦いました。それを勝ち抜いた佐藤ゼミチームと中谷ゼミAチームによる決勝戦が、去る6月25日(土)に多摩キャンパスの百周年記念館において行われました。

決勝のディベートテーマは、「財政運営は「量出制入」に基づくべきである」というものでした。
「量出制入」とは政府の財政運営の考え方の一つで、必要な歳出(公共サービスの量)を見計らい、それに合わせて費用負担である税を制御するというものです。現実の財政では、税・公債の財源を見ながら、様々な公共サービスの制度を整えていくという形が基本ですので、この考え方は財政学において一般的とはいえません。それにもかかわらず、選手たちは実際の財政運営のあり方を考えながら、論理を組み立てる必要があります。

討論は、それぞれのチームが肯定、否定の立場で立論をし、各立論に対する反対尋問とその答弁を経て、最終弁論をするという形式です。決勝では、肯定側と否定側の立場を入れ替えて2回の討論をして、4人の審査員の評点を合計することで勝敗を決めます。
前半戦、後半戦共に、両チームはテーマに沿った立論を述べる一方で、相手チームの主張の曖昧な点を反対尋問で切り崩すことを試みるなど、好勝負が繰り広げられました。
結果、佐藤ゼミチームが勝利して、優勝となりました。

経済学部のディベート大会は、当初、学生の自主運営で始まりましたが、規模が大きくなり学部主催となってから、今年は7回目の開催です。
試合は、自由に議論をするのではなく、まずあらかじめ決められたテーマをもとにディベートの準備をします。そしてルールを厳格に守りながら、データや事実をもとにして論理を展開する力やその論理をうまく聴き手に伝えるための表現力を競う、大学生に相応しい知的なゲームです。

ディベートでは、立論の組み立て方、相手の論理の曖昧さを瞬時に見抜いてそれを質す力、質問に対して短く的確にまとめて返答する能力が重要です。これに加え、主張を支える知識と思考力もまた必要です。これらは普段の講義や演習の中で扱われている内容の本質は何か、それはいろいろな観点からどう評価されるのかを常に思考する中で培われる力です。
大会に参加した人だけでなく、審査や観戦をした人も含めて、大学での授業活動の大切さに改めて気付く機会となったことでしょう。

今後は、秋学期に研究報告大会や学生プレゼンテーション大会が開催される予定です。経済学部では他大学にはない大規模な学生の研究、発表のイベントも通じて学生の皆さんが様々なスキルを磨いています。

経済学部 小林克也教授・小黒一正教授

※写真:経済学部同窓会 菅野里見(提供)

第6回(2015年度)学生ディベート大会

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2015年度 優勝:菅ゼミ

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2015年度 準優勝:佐藤ゼミ

 去る6月20日(土)に、多摩キャンパスの百周年記念館において、第6回経済学部ディベート大会の決勝戦が開催されました。経済学部のゼミから構成された10チームが約1ヶ月に間にわたる予選を戦い、佐藤ゼミチームと菅ゼミチームが決勝に進みました。決勝戦では「日本は裁判員制度を廃止すべきか否か」をテーマに熱い討論が展開されました。

 討論は、それぞれのチームが肯定、否定の立場で立論をし、各立論に対する反対尋問とその答弁を経て、最終弁論をするという形です。決勝戦では、肯定側と否定側の立場を入れ替えて2回討論をおこない、7人の審査員の評点を合計することで勝敗を決めます。

 前半戦、後半戦共に、両チームはテーマに沿った立論を述べる一方で、相手チームの主張の弱い点を反対尋問で切り崩すことを試みるなど好勝負が繰り広げられました。結果、9点差で菅ゼミチームが勝利し、2度目の優勝となりました。

 経済学部のディベート大会は、当初、学生の自主運営で始まりましたが、規模が大きくなり学部主催となってから、今年は6回目の開催です。ディベートは、自由に議論をするのではなく、あらかじめ決められたテーマをもとに準備をし、厳格なルールを守りながら、データや事実をもとにして論理を展開する力やその論理をうまく聴き手に伝えるための表現力を競う、大学生に相応しい知的なゲームです。

 ディベートでは、立論の組み立て方、相手の論理の曖昧さを瞬時に見抜いてそれを質す力、質問に対して短く的確にまとめて返答する能力が重要なのはもちろんです。これに加え、主張を支える知識と思考力もまた必要です。これらは普段の講義や演習の中で扱われている内容の本質は何か、それはいろいろな観点からどう評価されるのかを常に思考する中で培われる力です。大会に参加した人だけでなく、審査や観戦をした人も含めて、大学での授業活動の大切さに改めて気付く機会となったことでしょう。

 今後は、秋学期に30以上のチームが参加する研究報告大会や学生プレゼンテーション大会が開催される予定です。経済学部では他大学にはない大規模な学生の研究、発表のイベントも通じて学生の皆さんが様々なスキルを磨いています。

経済学部 岡部雅史教授・馬場敏幸教授

第5回(2014年度)学生ディベート大会

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優勝チーム (杉本ゼミ)

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大会風景( 岡部ゼミの作戦タイム)

 去る6月21日(土)に、多摩キャ ンパスの百周年記念館において、第5回経済学部ディベート大会の決勝戦が開催されました。経 済学部のゼミから構成された10チームが約1ヶ月に間にわたる予選を戦い、岡部ゼミのチームと 杉本ゼミのチームが決勝に進みました。決勝戦では「日本は消費税を予定通り10%に引き上げる べきか否か」をテーマに熱い討論が展開されました。

 討論は、それぞれのチームが肯定、否定の立場で立論をし、各立論に対する反対尋 問とその答弁を経て、最終弁論をするという形です。決勝戦では、肯定側と否定側の立場を入 れ替えて2回討論をおこない、9人の審査員が前後半戦のそれぞれで付けた点数を合計すること で勝敗を決めます。
 前半戦、後半戦共に杉本ゼミのチームが岡部ゼミのチームに正面を切った形の尋問 をする一方で、岡部ゼミのチームは杉本チームの主張の弱い点を鋭く突こうとする質問を繰り 出して応戦しました。結果、点差は大きく開かなかったものの、杉本ゼミのチームが勝利し、 初優勝をつかみました。

 経済学部のディベート大会は、当初、学生の自主運営で始まりましたが、規模が大 きくなり学部主催となってから今年は5回目の開催です。ディベートは、自由に議論をするので はなく、あらかじめ決められたテーマをもとに準備をし、厳格なルールを守りながら、データ や事実をもとにして論理を展開する力やその論理をうまく聴き手に伝えるための表現力を競う 、大学生に相応しい知的なゲームです。

 ディベートでは、立論の組み立て方、相手の論理の曖昧さを瞬時に見抜いてそれを 質す力、質問に対して短く的確にまとめて返答する能力が重要なのはもちろんです。これに加 え、主張を支える知識と思考力もまた必要です。これらは普段の講義や演習の中で扱われてい る内容の本質は何か、それはいろいろな観点からどう評価されるのかを常に思考する中で培わ れる力です。大会に参加した人だけでなく、審査や観戦をした人も含めて、大学での授業活動 の大切さに改めて気付く機会となったことでしょう。

 今後は、秋学期に30以上のチームが参加する研究報告大会や学生プレゼンテーショ ン大会が開催される予定です。経済学部では他大学にはない大規模な学生の研究、発表のイベ ントも通じて学生の皆さんが様々なスキルを磨いています。

経済学部 小林克也教授・松野響准教授

第3回(2012年度)結果

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2012年度 佐藤ゼミ/つる見ゼミによる決勝の様子

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同窓会より表彰を受ける、2012年度優勝の佐藤ゼミ

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