学生ディベート大会

学生ディベート大会は、学生のディベート能力向上を目的に、毎年春学期期間中に開催しています。立論から最終弁論に至るまでのディベート戦略の策定や討論を通じて、学生の論理的思考能力や質問に対する返答の瞬発力、数週間にわたる大会期間を乗り越えることのできる継続力など、大学生としてのみならず、社会人としても重要である様々な技術の向上を期待しています。

第16回(2025年度)学生ディベート大会

■論題
1回戦(6月6日(金)):「日本は大学の授業料を無償化すべきか、否か」
2回戦(6月13日(金)):「日本は公共交通機関の無償化を目指すべきか、否か」
決勝戦(6月21日(土)):「リベラルアーツ教育は専門教育より重要であるか、否か」

■対戦表
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6月21日(土)に、多摩キャンパス経済学部棟305号室において第16回学生ディベート大会の決勝戦が開催されました。

経済学部のゼミから構成された8チームが2週間にわたる予選を戦い、宮﨑憲治ゼミナール(①チーム)と中谷安男ゼミナールが決勝へと進出しました。両ゼミによる決勝戦は、「リベラルアーツ教育は専門教育より重要であるか、否か」という論題で、白熱した討論が展開されました。

討論では、それぞれのチームが肯定・否定の立場で立論をし、各立論に対する反対尋問とその答弁を経て、最終弁論を行います。決勝戦では、肯定側と否定側の立場を入れ替えて2回討論を行い、審査員の評点を合計することで勝敗を決めます。今年度は、同窓会の花澤良三様、教員の坂本憲昭先生、大森祥輔先生の3名に審査員を務めて頂きました。

肯定側、否定側ともに先行研究をエビデンスとして激しい議論を展開しておりました。平均賃金に与える影響などの経済的インパクトにも言及した討論もあり、講義やゼミで学習した専門知識が十二分に発揮されたディベートが行われているのが印象的でした。審査員による厳正な審査の結果、宮﨑ゼミ(①チーム)が優勝しました。

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宮﨑ゼミ(①チーム)による質疑・答弁の様子

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中谷ゼミによる質疑・答弁の様子

ディベート大会は、自由な議論を展開するのではなく、事前に決められたテーマをもとに討論に参加する2チームが準備を行い、厳格なルールを守りながら、過去の文献などのエビデンスをもとにして論理を展開する力やその論理をうまく聞き手に伝えるための表現力を競う、大学生にふさわしい知的なゲームです。

時間的な制約がある中で、立論の組み立て方、相手の論理の曖昧さを瞬時に見抜いてそれを質す力、質問に対して短く的確にまとめて返答する能力などが問われます。これに加え、主張を支える知識と思考力も必要となり、これは学生が普段の講義や演習の中で教員の話す内容を即時に理解し、必要に応じて疑問を投げかける、また、議論するという作業に通じるものです。今後もディベート大会を通して、社会事象に対する考察力や洞察力といった卒業後も有用な力をさらに磨いていってくれることを強く望みます。

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優勝した宮崎ゼミ(①チーム)

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準優勝した中谷ゼミ

なお、経済学部のディベート大会は学生たちによる自主的な運営で始まりました。その後、規模が拡大するにつれて経済学部学会が後援する学生イベントとなり、今年で16回目となります。

来年度以降も、実りの多い議論の場となるようにディベート大会を開催していく予定です。学生による発表の場を複数回設け、それらを学生が自主的に企画・運営することは、他大学、さらには本学の他学部にもない法政大学経済学部の特色の一つです。引き続き関係者各位のご支援、ご協力を賜れれば幸いです。

最後に、開催にあたって審査員として協力してくださった学生会や教員の方々、後援してくださった同窓会の方々に深く感謝申し上げます。

経済学部学会

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